自宅を仕事場として使っている場合、水道光熱費や家賃を全て経費として計上することはできません。普段の生活で使っている部分が含まれているためです。
やよいの青色申告には、事業で使っている割合だけを経費として計上するための家事按分機能が搭載されています。
家事按分機能の使用方法
やよいの青色申告の家事按分機能では、月々の経費を全額経費としていったん入力しておき、年末の決算仕訳で使いすぎた分を事業主貸として返却します。
月々の経費の入力
水道光熱費として11/5日に6000円、12/5日に5000円を口座振替で支払った例を考えます。
▲ほんとうは毎月支払いが存在するはずですが説明を簡単にするために省略しています。
家事按分の実行
家事按分機能を実行します。
▲「決算・申告」タブの「家事按」分アイコンをクリックして実行します。
家事按分振替ウィンドウが開きます。
次のように入力します。按分の割合は時間や面積などから適切に定めます。
- 勘定科目: 水道光熱費
- 事業割合: 25%
- 家事割合: 75%
入力が済んだら「集権」ボタン、「仕訳書出」ボタンをクリックします。
▲仕訳日記帳の最後、期間で「決」を選ぶと決算仕訳が書き出されている事が分かります。